「いちご白書」

「いちご白書」って映画を初めて見たのは、自分が中学生の時で、

1975年に荒井由美さんが作った「いちご白書をもう一度」って曲がヒットして、

映画がテレビで放送されたのを見たんだと思う。

その後も何回か見てて、高校の学園祭で上映されたり、

で、その都度印象に残ってる。

 

映画は1970年制作で、自分は学生運動の世代では無いけど、

なんとなく、その時代への憧れみたいなものはあって、

中島みゆきさんの「ローリング」の歌詞にある、

「それを宝にするにはあまり遅く生まれて」ってやつ。

最近もどうしても見たくなって、

でも、Amazonで売ってるDVDって輸入物の英語版のみで、

まあそれでもいいかって、買って見てた。

 

で、去年末かな、なんと、

NHK BSで字幕付き版が放送されて、久しぶりに見返して、

感動するってものでも無いのだけれど、感じるものはたくさんあった、

録画して、今も時々見返す。

そういえば、ニールヤングを知ったのもこの映画がきっかけだったな、

映像に「Helpless」がやけに合うんだな、

「Down by the river」も印象的だった、

サントラ版のLP買って、今でも持ってる。

 

結果として何も残らなかったのかもしれないけど、

あの頃の学生たちの思いって、今の時代を見ると特にね、

込み上げるものがあるよな。

今でも「Give peace a chance」を口ずさむのは、

単に旧懐の意味だけでは無いんだよ。