森見さんの最新作、
文庫になるのを待とうかとも思ったんだけど、
待ちきれずに購入、面白かった。
シャーロックホームズってのが意外だったけど、
案外、森見さん作品に合うのかな、
それがスランプだったり、
舞台がビクトリア朝京都とか、不思議。
まあ、最終章で色々と展開があるのだけど、
ここは大幅に書き直されたのかな?
とっても推敲されたような雰囲気。
森見ワールドは楽しいな。
会田誠さんが「新しい美術の教科書」って特集を書かれてて読んだ。
まあ、実際に中学生に読ませるというより、
この雑誌の購入層に読ませるためなんだけど。
「美術に政治を持ち込もう!」とか、
「美術で性の色々を知ろう!」とか、
いつもの会田さんらしい記載で、
文章の上手い方なので、読ませてくれて、考えさせてもくれる。
心の葛藤を絵画にぶつけた人がアーティストって、分かるし、
実は美術は終わってるのかも、って、
現代アートについては、まさにそんな感じ。
中学生には刺激が強いかもしれないけど、
今は、そんなこともないか。
最近は充実してるって話の
本当の美術の教科書も見てみたいな。
我が家の二匹の猫も保護猫を譲り受けたもので、
何となく重なる部分もあって。
結構身につまされるものがあったりもして。