- 作者: 中上 健次
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/25
- メディア: 文庫
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いつでも特別の存在。
崇高な純文学、
どこまでも続く土地や血縁への執着、
まとわりつく文章、
一方で下世話な性の話、
読み進めるのにパワーが必要で、なかなかページが進まない。
それでも読後感の大きさはすごい。
「枯木灘」は、日本文学にあまりに大きな存在。
で、今になって「軽蔑」、最近映画化されたらしく、
本屋に文庫が平積みされてたのを見て、もう一度読みたくなって
本棚の奥から引っ張りだしてきた。
あまりにも純粋な愛と欲望に終始貫かれた傑作。
強い文章。