東京に出かける用事があったため、
ついでに、東京都美術館で開催されているマティス展を観てきた。
色彩の魔術師とか、フォーヴィスム作家として有名だけど、
どうかな?
鑑賞したのは日曜日とあって、すごい混雑、
こんなにたくさんの人がマティスに興味あるの?
信じられん。
各年代を網羅する形式の展示、
マティスと言えば的な作品も多いけど、
初期作品はかなり退屈。
ピカソが、圧倒的な画力がありながらも、
あえて、いろんなスタイルを模索し続けてるのに対して、
マティスは、これ以上は描けないのだろうなって感じはある、
多分、人の顔は描けないんだろうな、
まあ、そんなものは求めちゃいないが。
でも、早くから才能は認められていたみたいだから、
いまいち解らない、セザンヌの影響大きいし、
ただ、色使いの面白さは初期作品にもあるけどな。
で、お馴染みのマティス、
窓を配しての表現のテーマなんかは興味もあるところ。
そして色彩表現の新しさ、
まあ、現代では当たり前の表現でも、
この時代であれば、画期的であったのかもしれない。
それがフォーヴィスムとか言われちゃうわけだし、
スタイルを作り上げた価値としての巨匠か、ジミヘン的な。
晩年の作品は特に色彩感覚豊かだし、
そして切り絵への展開の面白さもある。
それが現代アートへの流れにも感じて、
おしゃれに感じる部分が多い。
関連商品への展開はし易そうで、
アート好きな人にとってもウケが良いような。
普段、絵を描いている人にとっては、
マティスの作品って、
ある種、自身の制作を解放してくれる作品のような気もする、
ああ、それでいいのか、って、
それが現代アートへの繋がりなのかもしれないけどな。
そんな感想でした、
マティス展。