考える葦

タイトルに惹かれて購入。
中学生あたりをターゲットにしたシリーズ物の中の2冊。
 
こちらは、テレビでは決して取り上げない、"と殺場"の話からいのちの食べかた (よりみちパン!セ)
そこで働く人の歴史的な背景と差別、みたいな話。
牧場にいる牛や豚とスーパーに並んでる牛肉、豚肉、
その間にあるものはいつの時代でも隠されてきた。
すらすらと読めてしまう書き方だが、なかなか内容は深い。
まあ、子供がどこまで感じ取るかは判らないが、
テーマとして、きっかけになればいい、話ではある。
きちんと考える、っていうことを教えるには、いい本。
 

こちらは、人間の"死"に関するお話。死ぬのは、こわい? (よりみちパン!セ)
そういえば、少し前に末っ子が、
漠然と、"人が死ぬこと"を想像してしまうことがあって
怖い怖いと泣いていたことがあった。
自分の親とか、ましてや自分が死ぬなんてことは、子供にとっては
想像の範囲を超えてる話で、でも何となく人もいつか死ぬんだって
理解する頭もついてきて、得体の知れない怖さ、みたいのを
感じることがあるんだろうな。
中学生くらいになったらこの本から、感じ取れるものがあるだろうか?