絵画の表現では、
何かを伝えようなんて考えちゃダメだ、
って言う人がいる。
思うがままに描いて、
それをどう取るかは、観る人次第。
多くの意味を持たされてしまってるけど、
作者にどれだけの意図があったかはあやしい。
絵を見ることに慣れていない人にとっては、
その絵がわかるかって重要なポイント、
だから抽象画って、初めから受け付けない人も多い。
感じるかどうか、なんて見方は慣れてないし、
まずは、理解しようとしちゃうだろう。
でも、だからって、初めから、
わかる人に向けて描かれた絵はつまらないよ、
勉強して、出直せってか。
絵の先生とかがよく言う言葉に、
「説明的」って言うのがあって、
美大の先生とかは、これを批判的に使う。
でも、わかる人じゃなければ、
説明してもらわなきゃ、わからないじゃん。
そもそも、「わかる」って言うのも、
作者の意図かはわからない訳だけど。
一番わからない人に向けて、
感覚で伝えたい、
それが理想。
激しさとか、怒りとかは、
絵の中から伝わるものだろうか。
でも、一番初めのとっかかりで、
あまりに抽象的すぎるのは、
初めから全然伝わらないんだろうな。
きっかけを、あえて、説明的に表現して、
その奥にある意図を、
深みもある抽象表現で目指す。
目指すのは、そんなんか?
う~ん、
それこそマスターベーション的な作品になりそうな。
何の意図もない、
誰が見ても美しい、
風景画でも
描いてろってか。
あぁ、それもアートか、
それもありだよな、
自分にとっての絵画表現って、それじゃない。