金曜日は嬉し

高校生の頃だったか、
人間の価値というものは、一生に読んだ本の量で決まると考えていた頃があった。
一ヶ月に30冊とか目標を決めて、ひたすら活字を追いかけていた頃だ。
もちろん、そんなもので人の価値が決まる訳もなく、その後は、色んな人に
感動して、教えられ、裏切られて、愛して、大人になっていく訳だが、
そのうちに、読書量も極端に減って来て、今ではなかなか集中して本が読めないくらいの悲惨な状況だ。
人の価値云々は別として、やっぱり若い頃の乱読期というのは、
成長していく過程で欠かせないものとつくづく思うし、それがあって今の自分が
形成されているということが具体的に判る事も実は多いんだよな。
本を読めよ!息子よ。