あの戦い方で、精一杯のところだったんだろう。
「守りだけじゃ勝てない」なんて批判は、誰だって判ってることで、
攻撃が世界に通用しないことが明らかになった時点から、
ただ只管、ひたむきに守り続けるしかないんだよな。
そのひたむきさに見ている方は心打たれ、
奇跡的にも、結果が出た。
そりゃあ盛り上がるよ。
最近、明るいニュースが少ない日本だしね。
優勝しない限りはどこかで負けることになる戦いで
多くの人が納得する最高の終わり方だったとも思う。
もちろん、今までのことを考えると結果オーライで良いのかという思いと、
プロスポーツなんて、結果が全てという思いとが交差して、
勝ったから言えるだけのようなマスコミの対応を含めて、
違和感はあるのだけれども。
次の4年間、指揮官が変われば選手も替わり、意識も変わるだろう。
得点力が急に向上するようなことは考えられないけど、
ただ、いろんな人のこころに焼き付いた
今回のWCの戦い方や感動が、
どんな形で影響してくるかは楽しみ。
