向冬の風

今日は浜北森林公園で会社のウオーキング大会。
昨日までの風邪が完治しておらず、迷ったのだが、
熱が無かったので、気分転換もかねて参加する事に。
途中かなりふらついてたけどなんとかなるものだ。
歩いた後の豚汁がおいしかった。
 
学生の頃は、ずいぶんと本を読んだけれど、もちろん毎日のように新しい本を豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)
買える金がある訳も無く、借りるか、もしくは今まで読んだ本をもう一度
読み返すか、ということになる。
そんな中で、一番繰り返し読んだのがこれ。
もう数えきれない回数読み直していると思う。
三島は、ほとんどの作品を読んでいて、優れた作品は上げればきりがないが、
自分の中では、これが一番だな。
ドラマチックな悲恋物語であったり、場面設定が巧みだったりと、作品の
すばらしい要素をあげればたくさんあるけど、
なんといっても、その文章の美しさに、言葉が無い。
天才ということなんだろうな。緻密さや繊細さだけでない、
計算され尽くした、本物の文学というものがここにあると思う。
 
でこれがなんと、最近映画化されたらしくて、注目されているらしいんだ。
がっかりしたくはないけれど、少し見てみたい気もする今日この頃です。