描き続けること

仕事に区切りをつけて、

制作を中心とした生活へと切り替えることにした。

まあ、もちろん、直近では、

大学卒業が重要な目標ではあるんで、

それとは重なるんだけれど。

 

自分にとって絵を描くって行為は、

答えのない問いをグルグルと繰り返して、

碌でもないことも、いっぱい考え込んで、

やらなくてもいいようなことに労を使って、

それを使命感と言い聞かせて、

力量とかに持っていく事なしに、

それでもやらねばと奮い立たせてるような行為だ。

充実はしているけど、楽しいことかと聞かれれば、疑問もある。

年齢的にも、いつまで続くかって、不安もある。

 

ただ承認欲求を求めての結果が先にあるわけもなく、

やっぱり、行為そのもに意味があるんだな。

他人と相容れない部分は大きいとは思うけど、

でも、純粋に自分の為だけに労力を使い続けることを

生き方として選びたいと思うんだ。

 

別に、美大関係者に理解される絵を目指しているわけでもないので、

だからこそ、十分に説明的な絵が必要と思うし、

最初のインスピレーションやインパクトの重要性も感じている。

描いているテーマは昔から一貫してるし、

湧き上がるものを少しでもたくさんキャンバスに落とし込む方法を知りたくて、

大学にも入った。

でも、そんなことは、誰も教えてくれるはずもなく、

一番重要な「何を描くか」は、

自分自身で考え続けなきゃいけないんだよね。

 

「芸術作品は、

 部屋を飾るためにあるのではない。

 敵に立ち向かうための武器なのだ。」

          Pablo Picasso

 

流石のピカソである。