今年の年賀状には「夫婦でフェスに行くのが目標です」って書いた。
だからという訳じゃないんだけど、
今年こそは！と気合いを入れて計画と準備。
もちろん、フェスに行くなら初めは「FUJI ROCK」だ。
初心者には敷居が高いとか、日本で一番過酷なフェストか、
色々言われてるみたいだけど...。
それでも何とかなるだろう、って言う勢いで、
滑り込みでオフィシャルツアーを申し込み。
まあ、そこから出発する1週間前くらいまでは、期待より不安の方がはるかに大きくて
「登山並みの準備」に結構なお金がかかったりもした。
出発は夜行バス、これも不安、寝れないよな。
それでも現地に着くと、テンションあがってくる。
有名な入場ゲートくぐるともう不安なんて吹き飛んでた。
50代半ばにしてFUJI ROCKデビューだ。
そして、それからの3日間は、まさに夢を見てるよう。
結論から言っちゃうと、
「何でもっと早く来なかったんだろう」、ってつくづく思う。
それほどに特別な体験だった。
もちろん音楽が一番のメインではあるのだけど、
それは一つのきっかけ、という感じで、
自然に囲まれた広大な場所にすばらしい音楽が一日中あって、
音楽が好きな人がたくさん集まっている、
そこで、どんな楽しみ方をするのかは全くの自由っていう、
全体を包んでいる雰囲気がすばらしいんだな。
そして、音楽を楽しむための音楽以外の要素、例えばアートのようなものであったり、
いろいろな企画だったり、おいしいごはんだったり、
行ってない人には全然伝わらないのだろうけど、全てが織りなしてFUJI ROCKを形作ってる感じだ。
おそらくは、FUJI ROCKに来るような人たちって、自らアクティブに行動しようとか
表現したい、とか考えるような人が多いんだろう。
そういう人々がものすごくたくさん集まってるから
楽しむぞ、っていう強力なエネルギーが伝わるんだな。
リピーターになる人が続出するのがわかるよ。
さて、まだ来年も行けるかはまだ判らないけど、
家に帰って、時間が経つほど、行きたい気持ちは募ってくる。
来年は FUJI ROCK 20周年だしさ。
