天才

昨年の個展ですっかり有名アーティストになった会田さん。
時々画集を見返して、いろいろと参考にさせてもらってる。
社会性とエロとアンダーグラウンドなんかを
ごちゃまぜにしながらも表現は鋭くて、
天才さを感じるところ。
いろいろ批判もされるけど、そんなものもエネルギーにしてる感じが
かっこいいな。

会田誠作品集 天才でごめんなさい

　
で、そんな会田さんが書いた小説。

青春と変態 (ちくま文庫)

変態高校生の青春日記みたいな内容だけど、
これがなかなか感動的。
変態度も高校生ならでは、って感じで
若かりし頃の屈折感や、狭い世界観の表現がうまいな。
なんか自分の若かりし頃を思い出したり、
懐かしかったり、恥ずかしかったりで、
いろいろと後に残る小説でした。