8月の小説

子供達が高校生や大学生にもなれば、
なかなか家族で出かけるのも難しくなるけど、
それでも、我が家の子供達、
忙しいスケジュールの合間をぬって、家族の時間にきちんとつきあってくれる、
親はとっても嬉しい(^^) 。
今年の夏休みも楽しいことが、いっぱいだった。
 

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

少し前の新作が続けてダメダメだったこともあって
すっかり離れてた宮部さん。
でも、厚い本好きの自分にはなかなか魅力的な書き下ろしで
内容も、結構おもしろかった。
心霊写真ってのは、興味を引きつけるのにいい題材だよな。
まあ、相変わらずの優等生的な文章ではあるけど、
小説っぽくて良いか。
 
小さいおうち

小さいおうち

時代背景の受け取り方次第で
この作品の共感度は変わるのかも知れないけど、
でも、確かに筆力のある人なんだな。
戦前、戦中の世の中の変わり方、
女中という立場から見た、
そこに暮らす家族の思いの変化、が面白い。
「小さいおうち」の意味も。
地味な作品だけど、直木賞も取って
キチンと評価されるのは良い事。