ここにある危機

少し前にNHKで「セーフティクライシス」に関する特集をやっていて、
子供たちの話題だった事もあって、少しだけ見たんだけど、
例えば、一日のまともな食事が給食だけだったり、
病院に行けなくて、熱があっても保健室で寝ているだけの小学生、
自分で学費を稼ぐどころか、家にまでお金を入れなければならない高校生。
親の貧困が、子供たちの生活そのものを崩壊させている現状。
 
資本主義の世界で、それは当たり前という人だって
少なく無いんだろう。
自己責任ってケースも多いんだろうなって、自分も思ってた所もある。
ただ、残念ながら、必死に働いて、それでもこの状況、という親も
沢山いる中で、子供は親を選べない、という
当たり前の言葉も空しい。
自分の周辺について考えたって、
「何かにつまづいたらそれでお終い」、っていう世の中になって、
決して他人事では無いのだ。
 
子供たちから「機会」が奪われ、夢や希望を持てない時代。
はたして政治は今まで何をやってきたのか。
「この子供たちがこれから先受けなければならないであろう社会保障にくらべて、
今、子供たちに合った教育を受けさせて、将来、社会に貢献してもらうことのほうが
遥かに、国にとって有益」、なはず、
それがこの国では、子供たちに使われる公的なお金は
信じられないほど少ないという現実。
しっかり、見て、発言していかなきゃ、いけない。