忌野清志郎1951ー2009 ROCKIN’ON JAPAN特別号
- 出版社/メーカー: ロッキング オン
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: 単行本
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でもこれは、ロッキンオンの特別号で、当然編集は渋谷陽一で、
ということで、特別か。
内容は過去の清志郎へのインタービューが中心で、
読んだ事があるものも多いんだけど、
感じるのはやっぱり清志郎のスゴさ、だな。
強烈な毒気と批判、ユーモアと感受性、
それでいて周囲への大きな気遣い、
ストーンズもそうだけど、フロントマンがバンドを継続させるために
払う努力は、他のバンドメンバーとは比較にならないくらい甚大で
それ故に、孤立もするし、批判もされる。
それでもバンドが好きで、音楽が好きで、
そんな葛藤だったり、軋轢だったり、
でも、夢や憧れがたくさんつまったインタビューだ。
確かに、清志郎がいなくなっても、
今までの歌が無くなる訳じゃない。
ずっとずっと聞き続けることは出来る。
でも、その存在そのものがロックだった清志郎に
二度と会えないというのは、
埋める事の出来ない喪失なんだ。