旅立ちの日に

今日は長男の高校の卒業式。
何かいろんな人の言葉の一つ一つに感動をもらった一日。
校長先生の言葉にこんなに感銘を受けたのも初めて。
 
長男は芸術科という特殊な世界に飛び込んで、
普通の高校生では考えられないような、毎日の忙しさと
精神的なプレッシャーに立ち向かって、
ふらふらになりながらも、ここまでたどり着いた。
 
同級生も同じで、彼らから出る3年間の中身の濃さ
達成感と感謝の気持ちは、本当に心を打たれる。
 
4月からは大学生。
受験結果は素直に喜べなくて、悔いの残るものだったけど、
芸術の世界は、結局、自分自身との戦いだ。
受験の結果が、良かったのか、悪かったのかなんて
ず〜っと先になってからじゃないと判らない。
 
先生の言葉。
芸術家は世の中や他人に対して絶対に絶望してはいけない。
なぜなら、表現の壁にぶつかる時、必ず自分に絶望するから。
  
他人はだませても自分のこころはだませない。
自分の才能を信じて、
妥協を許さない生き方を続ける過酷な職業なのだ。
そして、それを選んだのはまぎれもなく自分自身なのだから。
 
卒業おめでとう!