ホントの事

45 STONES(初回限定盤)

45 STONES(初回限定盤)

「戦う君の歌を 戦わないヤツが笑うだろう」
っていう中島みゆきの歌の歌詞を思い出した。
斉藤和義の例の替え歌騒ぎの時、
某軟弱J-POPグループのメンバーが
彼の替え歌を批判するあまりの情けなさにめまいがした。
 
そして、このアルバム、
かなりメッセージの強い歌がならんだもんだ。
斉藤和義にそれほど強い思い入れがあるわけじゃなかったけど、
でも、やるべき事へのストレートな表現はすばらしい。
 
もちろん
清志郎への思い、ってのが強力にあるんだろう。
まあ、二番煎じではあるし、そもそもレベル的にどうよ?
っていうのはあるけど、
それでも、ミュージシャンが社会の動きに対して反応して
歌でそれを表現するってのは、
あたりまえのことでもあって、
それがロックでありパンクであるはず。
 
何で、大してレコードやCDが売れている訳でもない清志郎
キング・オブ・ロックなのか、
その理由を、少なくとも、音楽業界にいる人たちはみんな知ってる。
誰も彼のようには出来やしない、
だからリスペクトされる。
そして、清志郎がいなくなって、
本当の事は、陰でこそこそ言うしかなくなった。
だからこそ、こういった動きにはみんな敏感だし、
立場はいろいろでも、心の中で応援してるんだろうな。
 
最近、斉藤和義ってかなり売れてるらしい、
そんな立場で言いたい事を言うのはかなりの圧力に抗しなければ
ならないんだろう。
だからこそ、頑張って欲しいものだ。