内田あぐり 氾 Fluxes を観る

天竜にある秋野不矩美術館に

内田あぐりさんの企画展を見に行った。

久しぶりにプロの絵を観た感じがした。

 

日本画ではあるのだけど、

油彩のような表現もあり、

作品の大きさからもインスタレーション的でもあり、

人体、肉体をモチーフにしながらも、

表現は抽象的でもあって、独創的な世界観。

身体が自然と一体化していくみたいな表現、かな、

印象的な緑と青。

観た瞬間に感動が飛び込んでくるような絵は

久しぶりだな。

これが「表現」ってやつなんだろうな、

良い経験でした。

 

ところで、秋野不矩美術館、

ここは素敵な美術館。

少し前のブログで浜松には古い美術館一つだけと書いたけど、

ここがあったっけ。

でも、実は、秋野不矩美術館は浜松じゃなくて、

天竜市が建てた美術館。

合併して、浜松市となったけど、

文化を受け入れる素養。

 

 

Robben Fordさん

ギターの先生に紹介してもらって、

最近、Robben Fordの教則動画を使って練習してる。

色々あるけど、随分と昔のものもあるけど、

YouTube動画とPDFの楽譜が手に入るものもあって。

 

Bluesが弾きたいギタリストにとっては格好の教材、

コードボイシングとかフレージングとかフレーズ組み立てとか、

とっても参考になる。

しっかりコピーできたら、随分と上達できそう。

音を辿るだけなら出来ても、

その先のニュアンスみたいなものはすごく難しいよな。

でも、曲のセンスの良さもあって、

レッスンなのに続けられるのがいいな。

 

Robben Fordさん、

名前くらいしか知らなかったのだけど、

ラリーカールトンと共演したり、

ブルースやジャズをベースにテクニカルだけど、

歌心もあるギターを弾くんね。

もはやレジェンド級のギタリストではあるけど、

たくさんのレッスン動画があって、

少しでも、エッセンスみたいなものをコピーできたらいいなぁ。


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シマノ鈴鹿ロード参戦

最近少しずつ膝の調子も良くなってるもので、

ロードバイクに乗る機会も増えて、

レースに出たいなぁ、などと無謀なことを考え始めて、

エントリーしてしまった、

8月に鈴鹿サーキットで行われるシマノ鈴鹿ロード。

自転車乗りの一大イベント、

こんなガチなレースに年寄りが参加していいのかな、

しかも真夏の炎天下か、

とりあえず、完走を目指そう。

 

これは去年のダイジェスト。


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美術館とか

日本全国、政令市程度の規模の街ならば、

立派な美術館の一つもあって、

場所によっては、

その美術館を中心に

アートで街おこしみたいな取り組みを

してるところもある。

その地域の文化度みたいなところが見える。

 

浜松は、これだけ大きな街にも関わらず、

50年以上前に建てられた古くて小さな美術館が一つ。

何年か前に、新設の話もあったみたいだけど、

それも立ち消え、

まあ、浜松に文化的な取り組みを求めるのが無理なのか、

音楽の街とかも、全然だしな。

 

それなりに大きな街だから、

絵を描いている人は、実は大勢いて、

でも、その人たちの意見を

集約するような組織もないし、

なかなか、要望のまとまりとして伝わらないこともあろう。

それでも、浜松美術協会が先日、

新美術館建設の要望を出したみたいだけど、

行政は聞く耳を持っているのかな。

 

プロ野球チームも無いのに、

浜松にドーム球場を作りたいそうで、

巨額の税金が投入されるのか、

まだわからないけど、

でも、これで、

ますます美術館の話は遠のいてしまうのかい。

 

ロードバイクで巡る天浜線

本格的にロードバイクに乗るようになってから、

30から40kmくらいの距離であれば、

軽く自転車移動ができるようになった。

まあ、荷物は持てないから買い物出来ないし、

奥さんは付いてこれないし、

雨風にも弱いのだけど。

でも、市内で行ってみたいところがあれば、

自転車で行こうか、ってのはまず考えてみたりして。

 

普段のトレーニングは、

天竜川サイクリングロードを走ることが多くて、

自動車来なくて、平日であれば他の自転車も少なくて、

スピード出せるし。

でも、そればっかりだと飽きるので、

いろんなところに自転車で行きたくなる。

 

で、ちょっと思いついたのが、

天竜浜名湖鉄道の駅を、自転車で訪ねてみる、

っていいのではないかと。

まあ、浜名湖の周辺を走ってるチャリダー多いしね、

駅には、自転車ラックが設置してある場所もあるし、

風光明媚な駅もあるし、

趣のある駅舎もあるしで。

 

でも、1日で回るのは無理なので、

何日かに分けて、始めたんだけど、

自宅から出向くと、坂が多くてシンドイのだけど、

目的地があるとライドも楽しい。

駅それぞれ特徴もあって良いね、

と言うことで、

完走にはもう少しかかりそうだけど、

全てを回るのは難しいかもしれないけど、

少し続けてみようかと。

 

抽象画は伝わるのか

絵画の表現では、

何かを伝えようなんて考えちゃダメだ、

って言う人がいる。

思うがままに描いて、

それをどう取るかは、観る人次第。

ピカソゲルニカは、今となっては、

多くの意味を持たされてしまってるけど、

作者にどれだけの意図があったかはあやしい。

 

絵を見ることに慣れていない人にとっては、

その絵がわかるかって重要なポイント、

だから抽象画って、初めから受け付けない人も多い。

感じるかどうか、なんて見方は慣れてないし、

まずは、理解しようとしちゃうだろう。

でも、だからって、初めから、

わかる人に向けて描かれた絵はつまらないよ、

勉強して、出直せってか。

 

絵の先生とかがよく言う言葉に、

「説明的」って言うのがあって、

美大の先生とかは、これを批判的に使う。

でも、わかる人じゃなければ、

説明してもらわなきゃ、わからないじゃん。

そもそも、「わかる」って言うのも、

作者の意図かはわからない訳だけど。

 

一番わからない人に向けて、

感覚で伝えたい、

それが理想。

激しさとか、怒りとかは、

絵の中から伝わるものだろうか。

でも、一番初めのとっかかりで、

あまりに抽象的すぎるのは、

初めから全然伝わらないんだろうな。

 

きっかけを、あえて、説明的に表現して、

その奥にある意図を、

深みもある抽象表現で目指す。

目指すのは、そんなんか?

う~ん、

それこそマスターベーション的な作品になりそうな。

 

何の意図もない、

誰が見ても美しい、

風景画でも

描いてろってか。

あぁ、それもアートか、

それもありだよな、

自分にとっての絵画表現って、それじゃない。

絵を褒める

個展を開いたり、

いろんな展覧会に出品したりがあって、

最近、絵を通しての知り合いが随分と増えて、

これはこれでありがたい。

会社勤めをしていた時には、

いなかったタイプの方々との

付き合いもあって面白かったりして。

 

自分の絵がどこかに展示されてたりすると、

わざわざ観に来てくれたり、

それもあって、

自分も、いろんな人の展覧会を観に行くようになった。

 

で、つくづく思うのは、

自分は、人の絵を褒めるのが苦手だ。

でもこれは、絵に限らずなんだけど、

服装とか、持ち物とか、趣味とか、

素晴らしいなぁと思うことは多々あっても、

その感想を咄嗟に言葉で表現できない。

要は、コミュニケーション能力不足なだけなんだけど、

なんか、ありきたりの言葉しか出なくて、

もっと、すぐに的を得た褒め言葉が出るといいのだけどさ。

 

褒め上手、って言うのか、

こういうの、とってもうまい人って居て、

ごく平易な言葉で、穏やかに、

あったかい気持ちにさせてくれる感想を言ってくれて、

つくづく、その発言こそ素晴らしいと思ってしまうのだけど、

自分では表現もできないし、

まあ、簡単に身につくものでもないよな。

言葉以前に、

人生経験とか、

足りないんだろう。